敵を知らずして、敵は倒せぬ。
何気なく使っている「コンプレックス」という言葉。本来の意味を知っていますか?
日本語訳では「劣等感」と表現されますが、しっくりこない人もいるはずです。
コンプレックスを無くしたいにも関わらず、その言葉の意味があやふやでは、一体何を持って「解決した!」と言って良いものやら。
。敵を知れば必要な打開策も決まってきます。改めてコンプレックスとはなにか?ここを確認していきましょう
コンプレックスを辞書で引いて見よう

一般的に、コンプレックスを日本語訳すると「劣等感」と表現されますが、違和感が残る方もいらっしゃるかと思います。
「コンプレックス」は元々、精神分析用語で使われていた単語なので、日常で使う単語としてはそもそも不向きなのです。
そなため、そのまま使うと意味合いとして「???」となるケースがあります。
辞書的な意味は下部を参照してほしいですか、まぁ小難しいので、読まなくても大丈夫です。
コンプレックス(complex)
デジタル大辞泉 「コンプレックス」の意味・読み・例文・類語
1 精神分析用語。情緒的に強く色づけされた表象が複合した心理。抑圧されながら無意識のうちに存在し、現実の行動に影響力をもつ。マザーコンプレックス・エディプスコンプレックス・インフェリオリティーコンプレックスなど。複合感情。複合観念。
2 日本では特に、インフェリオリティーコンプレックス(劣等感)の意味で使われる。「強いコンプレックスを抱く」
3 複雑に関連していること。複合的であること。複合体。「シネマコンプレックス」
ポイントは複合的な感情

complexを和訳すると「複合」「複雑」と表現されます。
コンプレックスの意味を理解する近道はここがポイントです。
複数の感情が入り混じったもので、それがネガティブ方面に動き、心の重りとなったものがコンプレックスと言えます。
コンプレックスは「嫌だな」と感じるはずですが、嫌のその先にはきっと複数の感情や思いがあるはずです。
そこをごっそり無くす事ができれば、後は人生死ぬまで嫌な感情とおさらばする事ができます。
コンプレックスの克服が早ければ早いほど、プラスの恩恵を得る期間が長くなりますので、こちらも意識されると有意義な時間が多く確保できる事でしょう。
complex
weblio:complexとは 意味・読み方・使い方
1複合の,いくつかの部分から成る,合成の.
2複雑な,入り組んだ
コンプレックスをなぜ感じるのか考えてみよう

コンプレックスの解消は一筋縄ではいかない事もあります。
できることなら、1日でも早くコンプレックから開放されたいことかと思います。
コンプレックスをなぜ感じるのかを考える事で、無駄足を踏むリスクを減らす事ができ、コンプレックスを解消する適切なアプローチが見つける事ができます。
例えば、薄毛で悩んでいる方。
薄毛で人の目がきになり、仕事や恋愛、多方面に影響が出る
というならば、薄毛治療は効果的と言えます。
ここの組み合わせが外れてしまうと、コンプレックスからの開放とはならないでしょう。
お金も時間も有限です。
そして、コンプレックを解消するためには、「嫌だな~」という感情に1歩踏み、時には自分の感情を覗き込む必要があります。
決して気持ちの良い作業ではありません。
自分の勇気を振り絞って出した勇気も無駄にしないよう。
コンプレックスの解消はネガティブからの開放である

コンプレックスの正体は、複合的な感情の集まりであり、それがネガティブな方面に働いたものです。
同じ薄毛で悩んでいたとしても、それを逆手に取り、トークネタに変えたり自分の物にしていたら、それはその人の武器であり、コンプレックスと表現するのには違和感があるでしょう。
しかしながら、コンプレックスを受け入れ、それを武器にする事は難易度は高く稀です。
多くの方はコンプレックスを抱えたまま、心にしこりを残したまま生活を余儀なくされています。
複合的な感情の集まりなので、コンプレックスを1つでも解消する事ができると、複数のネガティブな感情から自分を解放する事ができます。しかも1つあたりの感情も重いはずです。
これがどれだけ嬉しい事か、コンプレックスを抱えている人なら凄く分かると思います。
全ての心の枷が外れる訳ですから、人生においてもプラスに働く事間違いありません。
まとめ
コンプレックスという言葉は、複数の感情が含まれており、それがネガティブ方面に働き、作られたものです。
単なる劣等感と読んでしまうと、自分の解釈に不具合を起こしてしまいます。
コンプレックスを感じた先に、自分はどのような感情を抱くのか?
コンプレックスを解消することで、何から自分を開放してあげたいのか理解することができます。
ここがわかると、単なる表面的な解決に留まらず、より根本的な解決に繋がります。
コンプレックスの解決は一筋縄で行かないケースも多いため、最短ルートで敵を倒すには、敵を知ることが第一歩となります。